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  • 津曲茂久(獣医学博士)

兄弟の顔かたちは何故違うのか?

最終更新: 2月14日

 染色体は常染色体と性染色体からなります。常染色体は2本の相同染色体から構成されますが、性染色体も含め必ず1本は両親(卵子と精子)から受け継がれます。人では常染色体は22種類あり、大きな染色体から順番に番号が付いています(必ずしも遺伝子の大きさとそこに含まれる遺伝子数とは一致しませんが)。一般には大きな染色体ほど多くの遺伝子を含んでおり、もし相同染色体が2本ではなく3本(トリソミー)になると大きな影響を受けますので多くは途中で発育停止し生まれませんが、小さい染色体のトリソミーだと発育への影響が少ないために生まれる可能性があります。


 21番トリソミーはダウン症候群として有名ですが、高齢妊娠になるほど発症率が高くなります。ダウン症は顔全体が平坦な形になったり、精神発達の遅れや知能障害が見られたりすることがあります。

 

 精子や卵子が形成されるときに染色体(2倍体)から減数分裂により半分(半数体)になりますが、その過程で、相同染色体がまず倍増し、4本間の相同染色体間で遺伝子の乗換えが起こります。人の場合23種類の染色体がありますので223の組み合わせ(840万組)が考えられますので、減数分裂後の卵子や精子の遺伝子は基本的には全て異なることになります。

 一卵性双生児は確率的に非常にまれに起こります。受精した卵子がある程度成長し桑実胚や胚盤胞になった時に2等分されて、それぞれが成長したものが一卵性双生児です。この場合は全ての染色体は全く同じになりますので、瓜二つの顔かたちになります。一方、二卵性双生児は同時に2つの卵子が排卵し受精しますが、卵子、精子の染色体構成は少しずつ異なりますので、1人ずつ生まれた場合の兄弟と変わりません。


 当然、同じ親から生まれた兄弟なら親や兄弟間で似たところはあります。


 #遺伝子 

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