検索
  • 津曲茂久(獣医学博士)

交雑しないと維持しにくい品種がある②

最終更新: 2月14日

マンチカンは手足が短いのが特徴であり最近人気の高い猫ですが、短い手足は点滴する際に新人獣医師泣かせであり、十分な治療を受けられないこともあります。マンチカン=短足という印象が強いですが、実際にはマンチカンのうち8割は長足で、短足は2割ほどしかいないとされています(当然短足の個体価格が高い?)。マンチカンの短足は不完全優性遺伝子であり、両方の親がこの遺伝子を持っているとホモとなる可能性(この場合は致死)があるのでそのような交配は禁忌とされています(ホモは生まれてこないので実際にはこの交配は多いかも知れません?)。


 短足の原因は軟骨形成不全遺伝子を有するヒトの小人症と同じであり、マンチカンの胸骨が下垂して心臓、肺などを圧迫する可能性やジャンプ力の弱いことと関連しているものと思われます。また、軟骨形成不全による変形性関節症は重度の疼痛をもたらす可能性があります。ブリーダーは長足の個体と短足の個体とを交配したり、異種交配を頻繁に行っており、それがコートカラーの多様性の理由とされています。マンチカンについても品種として認定している猫団体と認めない団体とに分かれています。


 一番危惧されている交配は骨軟骨形成不全症のスコティッシュホールドと軟骨形成不全症をもたらすマンチカンの交雑(スコマンチ)であり、両方が合わさるとその弊害は倍増すると思われますが、可愛さ好きの日本人には特に人気が高いようです。


#マンチカン #スコティッシュホールド



14回の閲覧
TkanLab企業ロゴ.png
LINKS
  • Facebook
  • Twitter
ABOUT

お問い合わせ

​TkanLab

利用規約

プライバシーポリシー

特定商取引に基づく表記

​免責事項

© 2020  TkanLab,INC. All Rights Reserved.​